戦争はいつの時代もなくなりません。宗教があるから戦争も起こるのではないのですか。私は、戦争が起こる最大の原因は、宗教だと思っています。 もしかすると、宗教を信仰する人が減れば、戦争もほとんどなくなるのではないでしょうか。
これは、通常は無宗教の方や無神論の方が、強く主張されることです。その背後には、おそらく宗教を否定したいという動機があるのだと思います。いつものように3つ申し上げます。
1番目に、確かに宗教が原因となった戦争はあります。
すぐに思い出すのは、例えば「十字軍(11〜13世紀)」です。これは、「エルサレムをイスラム教徒から奪還したい」という願望から出て一連の戦いのことですね。
あるいは、ヨーロッパでは「30年戦争(17世紀)」というものがありました。これは17世紀に、今のドイツを舞台に展開された戦争です。この戦争では、カトリックとプロテスタントが争いました。終わりの方になると、むしろ政治的な要因の方が強くなっていくわけですが、最初は宗教的な戦争でした。
最近ですと、イスラム原理主義者による「同時多発テロ(9・11)」があります。これは、聖戦(ジハード)という概念のもとに、イスラム過激派の人たちが起こしたテロです。
このように、宗教が原因となっている戦争は確かにあります。
しかし2番目に、宗教が原因となった戦争は、ある方々が主張するほど多くはありません。
興味深い百科事典が存在します。英語で「Encyclopedia of Wars」という戦争に関する全3巻の百科事典です。この百科事典は、歴史上起こった1,763件の戦争を取り上げています。
分析結果を見ると、全戦争の中で「宗教的な戦争」と分類されるものは、123件(6.98%)です。イスラム教に関係した戦争は66件あり、それを除外すると、イスラム教以外の宗教的な戦争は57件で、たった3.23%です。
多くの戦死者を出した歴史上の大戦争は、宗教とは無関係に起こっています。あるいは、大量虐殺や大量死というものも、「無宗教の支配者の下」で起こっています。最大の犠牲者が出たのはスターリン時代で、4,267万人死んでいます。次が毛沢東時代で、3,782万人が死にました。第3がヒトラーの時代で、2,094万人が死んでいます。以上3人の独裁者たちは、すべて無宗教でした。
3番目に、戦争の第一原因は、宗教ではなくて「人間の罪」です。人間の利己心、欲望が戦争の原因です。
ヤコブの手紙4章1〜2節にはこうあります。
「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。うらやんでも手に入れることができないと、争ったり、戦ったりするのです。…」(ヤコブの手紙4:1〜2)
戦争の原因は、「人間の内側にある罪」です。もし人間が、自分を超越した方がいることを否定するなら、人間の性質と行為は、際限なく堕落してしまいます。
「内側から、すなわち、人の心から出て来るものは、悪い考え、不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、よこしま、欺き、好色、ねたみ、そしり、高ぶり、愚かさであり、これらの悪はみな、内側から出て、人を汚すのです」(マルコの福音書7:21〜23)
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
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