イエスを殺したのは誰ですか。

Q.質問

Q：西洋のキリスト教会は、イエスを殺したのはユダヤ人だと主張してきたと聞きました。この主張は合っていますか。

A.回答

A：はじめに

　この質問に対する答えは、複数あります。このテーマについて、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、ユダヤ人がイエスを殺したと言えます。

（1）サドカイ人とパリサイ人は、イエスに敵対しました。

（2）イスカリオテのユダは、イエスを売り渡しました。

（3）祭司長たちと長老たちは、イエスを逮捕し、ピラトに引き渡しました。

（4）ピラトの官邸に集まったユダヤ人たちは、バラバを釈放し、イエスを十字架につけるように要求しました。

2番目に、ローマ人がイエスを殺したと言えます。

（1）総督ピラトは、イエスが無罪であることを知りながら、死刑を宣告しました。

（2）十字架刑は、罪人を苦しめながら殺す死刑の方法です。

（3）ローマ人が発明したものではありませんが、彼らは十字架刑を完成させました。

（4）ローマ兵たちは、イエスの衣服を分くじを引いて分けました。

（5）ローマ兵たちは、イエスを十字架に釘付けにしました。

3番目に、父なる神がイエスを殺したと言えます。

（1）「私たちはみな、羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かって行った。しかし、【主】は私たちすべての者の咎を彼に負わせた」（イザ53：6）

（2）父なる神は、悪者どもの悪行を用いて、罪人たちのために救いの道を用意されました。

（3）イエスの死は、罪人たちが受けるべき罰をその身に負った死でした。

（4）神は、私たちを愛するあまり、御子イエスのいのちを犠牲にされました。

（5）神の愛に信仰によって応答する人は、幸いです。

イエスを殺したのは誰かという質問に対する答えは、複数あります。