啓示8・9章-七人のみ使いが第一から第六のラッパを吹く(47)ヒヤシンス・サファイア・紫水晶の色

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

 第六のみ使いがラッパを吹いた後に万の二万倍の数の騎兵隊が登場します。(啓示9:16)その騎兵隊は赤と青と黄の胸当てを着けています。(啓示9:17) 

 その青い胸当ての部分は、新世界訳によるとヒヤシンスのような青でした。また、その語はサファイアのような青、もしくは紫水晶のような紫色と解釈することも可能です。今回の記事ではこの部分の意味を検討してみます。また、さまざまな訳が成立する場合、それがどんなことを意味しているかも検討してみます。 

(1)騎兵隊のつけていた胸当てひとつの色はヒヤシンスのような青と訳すことも可能 

  啓示9章17節の青の胸当てに関してさまざまな訳があります。ギリシャ語の原語は、ὑακινθίνους (hyakinthinous) となっています。ひとつのGreek Interlinear Bible (NT)によると、 ある翻訳者はその語を翻訳する際に、 HYACINTHine(ヒヤシンス色; 特にすみれ色)と訳しています。KJB,King James Bible では、その語をjacinth と訳しています。この語は、(huakinthos) と同じ意味があるようです。 

 新世界訳では、騎兵隊のつけていた胸当ての一つの色は、ヒヤシンスのような青であると訳しています。ヒヤシンスという語は、新世界訳の啓示の書に二か所のみ出てきます。ヒヤシンスは新しいエルサレムの宝石の土台石のひとつです。(啓示21:19,20) 

DonGuennie - G-Empire The World of Gems - Die Welt der Edelsteine - http://www.g-騎兵隊の胸当ての色がヒヤシンス色であるとすると彼らの動機が一面良いことを示す 

 

 このことは、騎兵隊の動機が、一面望ましいことを示しています。しかしながら、これだけでは騎兵隊のヒヤシンスの胸当てについて十分に洞察することができません。 

(2)胸当ての一つの色をサファイアのような青と訳すことも可能 

 しかし、別のGreek Interlinear Bibleでは、原語のὑακινθίνους(hyakinthinous)を sapphireと訳しています。サファイアはギリシャ語のサフィルス(『青い』の意)から来ています。そして、その色はサファイアのような暗いパープルか、暗い青のようです。それで、一部の翻訳者は、青い色をした宝石であるサファイアと判断しています。 

 ですから、その部分を、ESB'English Standard Version'、また、NRSV'New Revised Standard Version'もサフアイアと訳しています。(啓示9:17) 

 そのギリシャ語をヒヤシンスと訳すと、その語の象徴的な意味について判断するヒントが少ないのですが、サファイアであるとみなすならば、聖書の旧約聖書などの他の箇所にサファイアが出て来るので、その胸当ての色の意味について洞察することができます。 

(3)騎兵隊の胸当ての色がサファイアの色であると解釈した場合の意味 

 サファイアとは、透明または半透明の宝石で,鋼玉の変種です。サファイアには様々な色のものがありますが,聖書中に言及されているサファイアは青いものだったようです。 

 律法契約が制定された後,モーセやアロンたち、およびイスラエルの年長者たちは,エホバの幻を与えられ,エホバの足の下には「サファイアの板石でこしらえたように,また清純さにおいては天そのもののように見えるもの」がありました。(出エジプト24:8‐11) 

                            

 

LesFacettes

エホバの足の下の幻にはサファイアのような青いものがあった

 

 ですから、二億の騎兵隊の胸当ての色のひとつが、サファイアであることは、それが天のように「清純」また、clearであることを示唆しています。 (出エジプト24:10)以上のことは、その騎兵隊の軍勢がある意味、純粋な良いものであることを示しているのではないかと思います。 

 また、エゼキエルはエホバの栄光の幻の中で二度,「王座のようなもの」を見ましたが,それは「サファイアの石のよう」でした。(エゼキエル1:1,26‐28; 10:1‐4)ですから、サフアイアとは、王権の表明と関連した色です。確かに、その二億の軍勢は、北の王に与えられた上位の権威、言い換えれば北の王の王権のもとに行動しています。(啓示9:11) 

 

騎兵隊の胸当ての色がサファイアのようであるとは彼らが一面純粋でありエホバの王権と北の王の権威のもとで行動していることを示すでしょう 

 

 ですから、彼らは上位の権威として「剣」を用いているとは言えます。(ローマ13:1,4)聖書は「上位の権威」を「神の奉仕者」と呼んでおり、わたしたちクリスチャンは彼らの奉仕や犠牲に感謝するべきです。(ローマ10:4)そして、上位の権威に属する人が聖書の神に信仰を持っている場合もあります。しかし、「上位の権威」がすべてクリスチャンであるというわけではありません。 

 また、サファイアは、大祭司の裁きの胸掛けの上に飾られた十二の宝石のひとつでした。(出エジプト28:18)また、サファイアも新しいエルサレムの土台石に使われている宝石のひとつです。(啓示21:19,20) 

 また、サファイアとは、神に忠実であった時の悪魔サタンを覆っていた宝石のひとつです。その時、悪魔サタンとなった霊者は美しさと知恵の点で完全でした。(エゼキエル28:12,13)また、ヨブ記によると、サファイアは、まれで貴重なものです。(ヨブ28:16) 

 ですから、二億の騎兵隊の胸当てのひとつがサファイアの青であることは、彼らの動機が一面では神のご意志にかなっていて純粋であることを示しているのかもしれません。また、その二億の軍勢はある見方からすると、美しくも見えるかもしれませんし、軍の装備としてはあらゆる知恵を反映しているのでしょう。 

(4)騎兵隊の胸当ての色が青紫色の紫水晶のようだと解釈した場合の意味 

 ある翻訳者は、 amethystine(containing or resembling amethyst紫水晶を含むか、似ているさま)と訳しています。 

  ですから、新世界訳は、ギリシャ語原語ὑακινθίνους(hyakinthinous) を訳す時に、ヒヤシンスであると判断しましたが、別の聖書の翻訳者たちは紫水晶と判断しているようです。 

 紫水晶とは、石英の結晶のうち準宝石とされているもので,赤紫色もしくは青紫色を帯び,六角柱状の結晶として存在しています。紫水晶のあるものは石英の仲間(西方系)ですが,高価な紫水晶(東方系)は鋼玉やサファイアの仲間です。 

 紫水晶アメシストという名称は,ギリシャ語アメテュストス(「酔わない」の意)から取られており,この語はギリシャ語セプトゥアギンタ訳の中で,出エジプト記 28章19節と39章12節にあるヘブライ語アハラーマーの訳語として用いられています。 

 イスラエルの大祭司の刺しゅうを施した「裁きの胸掛け」の石の中に、紫水晶がありました。(出28:19;39:12)また、「新しいエルサレム」の幻の中で,その聖なる都市の城壁の12番目の土台は紫水晶でした。(啓 21:20) 

   

紫水晶は新しいエルサレムの土台石の宝石として使われている

 

 それで、アメシストが「酔わない」という意味の語からとられていることは、二億の騎兵隊は、酔っておらずしらふで、神の裁きを執行しようとする動機で行動するのではないかと思います。 

Wela49

二億の騎兵隊の胸当ての色が紫水晶のようであるなら彼らはしらふで真面目に神の裁きを執行するという動機で行動するのかもしれない

 

二億の騎兵隊の身に着けている胸当ての色のひとつをヒヤシンス、あるいはサファイア、紫水晶と訳したとしても、騎兵隊の動機が一面神の目から正しいことが示唆されています。また、彼らの行動は、北の王による上位の権威に認められている「剣」の行使です。また、彼らの武器の装備は完全であると考えられます。 

しかしながら、次の記事で詳細に述べたいと思いますが、彼らの行動はある意味エホバ神から是認されていません。わたしたちは、邪悪な事を憎んだとしても、私たち自身が同じように神から非とされている邪悪な者たちと同じ行動に陥らないようにする必要があります。 

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