エゼキエル17章・国家が他の国家と軍事同盟を結ぶにあたって考慮すべき事柄

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

 昔、ユダがダビデの王統の忠実な王に支配されていた時には、周囲の諸国家が攻めてきた時、何度もエホバはユダを助けられました。エホバ神は他の軍事強国に頼ることをやめたユダを助けたこともありました。軍事強国のアッシリアが攻めてきた時に、奇跡的にアッシリアの軍勢を全滅させることもされました。(列王第二18:13;19:35)

 しかし、ユダが、ユダがバビロンの支配下に置かれユダの王がバビロンによって決められるようになった時、エホバは異なることをユダに求められました。(列王第二24:17)

 エゼキエル17章によると、エホバはバビロンに支配されていたユダを大鷲によってカナンの土地に置かれたぶどうの木になぞらえられました。(エゼキエル17:3-6)そのぶどうの木は、良い畑に、広大な水のほとりに植え替えられていたので、大枝をはって実を結び、壮大なぶどうの木になる見込みがありました。(エゼキエル17:8)

 

 

エホバはユダのゼデキヤをバビロンを表す大鷲によって水際に植えられたぶどうの木になぞらえられました―エホバはそこにとどまるようにと勧められました

 

そのブドウの木は苗床を離れてエジプトを表す他の大鷲に根と葉を突き出しました―エホバはそのブドウの木は枯れてしまうと言われました   

 ところが、そのブドウの木は、もう一羽の大鷲が現れると自分の植えられた苗床から離れ、その大鷲の方に根と葉を突き出してそれから水を注いでもらおうとしました。(エゼキエル17:7)

 ユダの末期になるとバビロンはユダを攻めて来て、王と君たちをバビロンに連れて行き、ユダの王統の王を選んで、ユダを支配させました。そして、バビロンはユダの王と契約を結び、ユダにバビロンに対する忠誠の誓いをさせました。(エゼキエル17:13)

 そういう事態になると、ユダが存続するためには、バビロンとの契約を守るしかありませんでした。(エゼキエル17:14)エホバはエレミヤを通してもユダの王ゼデキヤに対して、「バビロンの王に仕えて、生き続けなさい。」と言われて、そうしなければ、剣と飢きんによって死ぬ危険があることを警告されました。(エレミヤ27:12,13)

  ユダは、バビロンに服していれば、エホバが予告された通り、「大枝を張って実を結び、壮大なぶどうの木になる」見込みがありました。(エゼキエル17:8)

   ところが、ユダのゼデキヤ王はバビロンに反逆して、エジプトに使いを送り、エジプトの大勢の軍勢の助けを得て、バビロンの支配を除こうとしました。(エゼキエル

17:15)

 

 ユダはエジプトに頼りましたがかえってユダとエルサレムはバビロンによって荒廃する結果になりました

 それで、エホバは、「契約を破った者が逃れるだろうか。」とユダの王に問いかけられました。(エゼキエル17:15)それで、エホバは大鷲とぶどうの木のたとえ話をされたわけです。ぶどうの木が苗床から離れて別の大鷲に頼ったことは、成功しないと言われました。(エゼキエル17:9)

 ユダがエジプトに頼ったことは、ぶどうの木が苗床から離れて根と葉を突き出しているようなものでした。ぶどうの木が植え替えられても、「新芽の苗床で干からびるであろう」と言われました。(エゼキエル17:9,10)

 そして、例え、エジプトが「大いなる軍勢とおびただしい会衆」を持っていても、バビロンを攻撃しても、「戦果を収めさせることはない」と言われました。(エゼキエル17:17)そして、エホバ神は、ゼデキヤが「わたしに示したその不忠実さに関して、そこで彼に対する裁きを行なう」と言われました。(エゼキエル17:20)  そして、ゼデキヤのすべての軍隊の逃亡者は、剣によって倒れることになると予告されました。(エゼキエル17:21)

 エホバ神はユダのゼデキヤの時代に、以前のユダに対するのとは異なった指示を繰り返し与えられました。バビロンに服するようにという指示でした。(エレミヤ27:12,13)  しかし、ユダのゼデキヤは、モーセの律法に不忠実でエホバの目に悪いことを行ないました。さらにエレミヤなどの預言者によって与えられていたエホバの指示に対しても不忠実でした。(エレミヤ52:1-3)

  そして、バビロンに反逆したユダは、バビロンによって攻撃され、エルサレムは火で焼かれ荒廃することになりました。また、ゼデキヤはバビロンに連れていかれて死に、ゼデキヤの軍隊の逃亡者はバビロンによって打ち滅ぼされました。エホバの予告通りになりました。

  この預言は、今日、特定の国に起こることを預言したものではありません。しかし、昔ユダに起きた事柄は、今日の諸国家の関係においてどのように行動するのが賢明か示唆を与えています。

 エホバの言葉を考慮するならば、確かに他の軍事強国に頼ることは、エホバの目にあって淫行であり、売春です。それは望ましいことではありません。(エゼキエル23:28-30)

 しかし、いったん、他の軍事強国に敗北してその国と契約を結び、その状態の中である国が繁栄している場合は、その軍事契約にとどまることの方が、より一層賢明であることを示唆しています。その状況は、昔ユダのゼデキヤ王に与えられたバビロンに服するようにという指示と調和しています。

 今日、ある国々は、以前南の王に敗北して、南の王と軍事同盟を結んでいます。ある程度、それらの国家は、昔バビロンの統治下にあったユダのように属国、あるいは半独立の状態にあるかもしれません。その場合は、エホバは完全に世界軍事強国から独立している場合とは異なる対応を求められるでしょう。

 啓示の書では、地の王たちが大患難を生き残ることを予告しています。(啓示18:9,10)そして、諸国家が大患難を生き残るというのは、国家にとって最善の結果ではないかと思います。 それらの地の王たちは大いなるバビロンと過去に淫行をしていました。(啓示17:2)つまり、同盟関係がありました。大患難の時点では、淫行は解消されているかもしれません。もしくは、大患難の時点でも、淫行の状態が続いているかもしれません。

 それらの諸国家は大患難まで南の王と共に経済的繁栄を享受しているようです。(啓示18:3,7,9)そして、南の王と良い関係があります。バビロンの倒壊を「気の毒だ」と言って嘆くほどだからです。(啓示18:9)

 しかし、それらの地の王たちは、南の王と共に戦闘行為に携わっていません。そして、南の王の「焼かれる煙」を「遠く離れたところに立って」「見て」いるだけです。(啓示18:9,10)また、北の王の側について南の王を攻撃することもしていません。

 このことを考えると、やはり、南の王と同盟関係があるならば、その同盟関係をふり捨てて、他の軍事強国に頼るのではなく、南の王との同盟関係を維持する方が賢明かもしれません。南の王との軍事同盟に不忠実になって北の王と軍事同盟を結ぶことは南の王の攻撃を招き得ます。

 そして、北の王の支配下に入るならば、国民の多くが兵士として戦うことを要求され、命を落とす結果になるでしょう。

 しかし、国家によって状況が違います。ある国家は南の王と戦って敗北したことはなく、南の王との軍事同盟を廃棄するかもしれません。たとえば韓国はそうするかもしれません。

 

韓国はアメリカとの軍事同盟を廃棄しても他の軍事強国と同盟を結ぶのではなくアメリカと良い関係を結ぶ方がおそらく結果がいいと思います   しかし、それでも、南の王と良い関係を結び、北の王を含めて他の軍事強国との軍事同盟に頼らない方が結果はいいのではないかと思います。

 南の王との関係を損なうならば、南の王の攻撃を受ける可能性があります。また、頼ったはずの別の軍事強国によって、攻撃されるということも起こりうるでしょう。

 結局、どの軍事強国であっても、軍事同盟を結ぶことは、やはりエホバ神の目に淫行であり売春であるからです。確かにどの国家とも平和的な関係を結ぶことは良いことですが、次から次へと違った軍事強国に頼って軍事同盟を結ぶことは、さらに、比ゆ的な淫行を犯すことであり、それは、エホバの怒りと災いを招き得るでしょう。

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