イエスと統治体の権威に関する聖書的な考察(11-1)証人の教理の中心ラッセル兄弟の1914年説

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

 ある証人の大群衆の長老と思われる兄弟が、わたしヨハネが統治体に聖書的な論議の手紙を送ったことをどこかで知ることになられたようで、なぜ統治体に手紙を送ったのですか、聖書に対して不信仰ですと言われました。 

 その兄弟がそのように言われたのは、「ヨハネのブログ」のわたしの経験を読んで、わたしが統治体に手紙を書いたヨハネであると考えたのかもしれません。あるいは、どこかの証人の会衆経由で、わたしが統治体に対して聖書的な根拠を説明した手紙を書いたということを知ることになられたのかもしれません。 

  おそらく、その兄弟の考えは、聖書は、エホバの証人の統治体だけが、聖書の正しい解釈をすることができると述べているのだと考えておられるのだと思います。わたしは自分が聖霊で油そそがれた者であり、聖書を神の言葉であると考えているし、聖書に忠実でありたいと願っているということをその兄弟に話しました。 

 結局、その兄弟の考えは、統治体が忠実で思慮深い奴隷としてイエスに任命されたので、イエスは、聖霊を用いて、統治体を導き、彼らが正しい聖書的な解釈に達するよう必ず助けるはずだという信仰を持つべきだと言われているんだと思います。 

 そしてその長老はエホバの証人の統治体が忠実で思慮深い奴隷であると述べている聖書にわたしが信仰を持っておらず、わたしが統治体の解釈に異議を唱えたので、わたしを不信仰だと言われたのではないかと思います。 

  今回の記事では、(1)エホバの証人の統治体が、ご自分たちを「忠実で思慮深い奴隷」であるとみなしていること、(2)エホバの証人の信条の土台となっているラッセル兄弟の西暦1914年説について説明し、現在のダニエル11,12章の証人の預言の解釈の説明は、ラッセル兄弟がしたものではなくて、後付けだということについて話したいと思います。 

(1)エホバの証人の本部の統治体はご自分たちを忠実で思慮深い奴隷であるとみなしている 

 マタイ24章によると、主人が来て その奴隷が召使たちに適切な時に食物を分配しているところを「見るなら、・・・主人は自分の全ての持ち物を管理させるためにその奴隷を任命します。 」と言われました。(マタイ24:45-47新世界訳改訂版) 

 そして、ものみの塔誌の中で、忠実で思慮深い奴隷級はご自分たち、エホバの証人の本部にいる統治体であると説明されています。 

Watchtower 1971 Dec 15 page 749上記の組織図を日本語のものみの塔誌の中で見たことがあります

 

 ものみの塔2013年7/15号10節には、「忠実で思慮深い奴隷とはだれのことでしょうか。それは,キリストの臨在の期間中,霊的食物の準備と分配に直接かかわる,油そそがれた兄弟たちの少人数の一団で構成されています。・・・忠実な奴隷を構成する油そそがれた兄弟たちは,終わりの日を通じて世界本部で一緒に奉仕してきました。ここ数十年,その奴隷はエホバの証人の統治体と密接に結びつけられてきました。 」とあります。 

 ですから、世界本部で、霊的食物の準備と分配にかかわる聖霊で油そそがれた兄弟たちの少人数、つまり、エホバの証人の統治体が「忠実で思慮深い奴隷」であると主張しておられます。そして、証人の出版物では、統治体のグループの画像も公表しておられます。ですから、統治体は、主人イエスによって全ての持ち物の管理を任せられていると考えておられます。 

この統治体の画像は過去の年間に掲載されていたと思います統治体は忠実で思慮深い奴隷級とみなされています

 

 それゆえに、エホバの証人の組織だけが、イエスの全ての持ち物であるとみなされています。ですから、それ以外のクリスチャンは、七つの会衆に属しておらず、また、ご自分たちが備える霊的な食べ物だけが、イエスに是認されているとみなされています。 

(2)エホバの証人の信条の土台となっているラッセル兄弟の西暦1914年説 

 エホバの証人は、西暦1914年にイエスが天で王として即位されたと考えています。わたしヨハネも以前はエホバの証人のひとりだったので、エホバの証人が1914年に、イエスが天で即位されて、その時に王国が設立されたことを信じていました。 

証人の1914年説が統治体が忠実で思慮深い奴隷級であるという信条の土台になっている 

 

  とりわけ、エホバの証人のその説は、証人の観点から、ダニエル書などの聖書的な根拠に基づいているので、とりわけ1914年にイエスが王になったと信じていました。 

 なぜなら、証人の説明の通り、確かに1914年以降、二つの国際紛争やその他の紛争、また、地震、食糧不足、犯罪の増加などが起きてきたので、1914年にイエスが天で王になられたという証拠がこの地上で起きていると考えたからです。(マタイ24:3,7,12) 

 実際、後になって、大いなるバビロンが南の王であると考えた時にも、最初は1914年説を信じていたので、そのことをブログの記事に掲載したりしました。以前のわたしの不正確な理解によって、影響を受け間違った判断をされた方がいたなら、申し訳ありませんでした。 

 ものみの塔協会の初代の会長ラッセル兄弟は、ダニエル4章から異邦人の「七つの時」が1914年に終わり、1914年にイエスが天で王として即位され、神の王国が実現すると考えられました。(ダニエル4:23-25)そして、それを1914年以前に、およそ四十年ほど宣べ伝えられていたと出版物にありました。 

ものみの塔協会の初代会長ラッセル兄弟が1914年にイエスが天で王になるという説を提唱した

  ものみの塔研2017  2月号8節には、「19世紀後半,チャールズ・テイズ・ラッセルと幾人かの仲間たちは・・・聖書の真理を様々な言語で広めるため,1884年にシオンのものみの塔冊子協会が法人化され,ラッセル兄弟が会長になりました。兄弟は聖書を熱心に研究し,三位一体や魂の不滅などの教えが偽りであることを大胆に暴露しました。キリストの再来が目に見えないものであること,「諸国民の定められた時」が1914年に終わることも理解しました。」とあります。(ルカ 21:24) 

 ところで、ラッセル兄弟自身は、1914年に勃発した第一次世界大戦が、証人の言うハルマゲドン、すなわち、天変地異による世の終わりにつながると考えていたので、1914年以降、この事物の体制が長く存続するとは考えていませんでした。 

 そのため、ラッセル兄弟は、ダニエル11章12章を解釈されていなかったのではないかと思います。あるいは、ラッセル兄弟もダニエル書のその部分はすでに成就したと考えておられた可能性が高いです。わたしはラッセル兄弟の英語の出版物を全部確認していないので、その辺は十分に分かりません。 

 それで、もし、ラッセル兄弟のダニエル11,12章の解釈が既に行われていたとすると、証人の現在の解釈はラッセル兄弟の解釈と異なりますから、ラッセル兄弟の聖書の解釈の一部は証人の観点からも間違っているということになります。 

 それで、エホバの証人の統治体が、ご自分たちを「忠実で思慮深い奴隷」であると考えているのは、すでにイエスが1914年に、天で王となられたということを固く信じておられるからです。その時に、エホバの証人の以前の統治体のメンバーが、奴隷級としてイエスにより任命されたと考えています。ものみの塔2017年2月号の10節には、「ラッセル兄弟が亡くなってから3年後の1919年,イエスは「忠実で思慮深い奴隷」を任命しました。」という記述があります。 

 イエスは、「その奴隷を任命し」「自分の全ての持ち物を管理させる」と預言されているので、ご自分たちがキリストの「すべての持ち物を管理」することが任されているとみなされています。(マタイ24:45-47新世界訳改訂版) 

 そして、以前、パウロも統治体の一部であったというものみの塔の説明を読んだことがあります。わたしはパウロは基本的にアンティオキア会衆を拠点としていた監督で、エルサレム会衆の監督団のひとりではなかったと考えます。でも、いずれにしても、証人の主張のように考えるとすれば、証人の統治体は、本部にいる少人数の統治体の中だけで、聖書の解釈ができると考えておられることになります。 

 ですから、統治体は、ご自分たちが排斥した聖霊で油そそがれたクリスチャンの解釈は、基本的に、考慮はされないでしょう。七つの会衆は、エホバの証人だけだと考えておられるからです。

 

  それで、今日のエホバの証人のダニエル11,12章の預言の成就の説明は、ラッセル兄弟が行ったものではありません。ですから、ラッセル兄弟は、その当時、かなり聖書を理解していたとは言え、聖書全体を理解しておらず、現在の証人たちの解釈からすると、ダニエル11,12章について間違った理解をしていたことになります。

 それで、聖書は全体を理解して初めて、正しい解釈になりますから、ラッセル兄弟の1914年説も間違っていた可能性が高いと言えます。すると、ラッセル兄弟の後継者の統治体の兄弟たちは、まだイエスから任命されておらず、すべての持ち物をゆだねられていないかもしれません。

 

 

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