箴言4:23 の黙想

箴言４：２３の黙想

「何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれから湧く。」（箴言4：23）

この箴言の御言葉は、私たちの内面、特に心の状態が人生全体に深く影響を与えることを教えています。「心を見守る」とは、感情や思考、意志、霊的な中心である心を神の御心に合わせて管理し、整えることを意味していると言えるでしょう。私たちの行動や言葉、決断のすべては心から生まれるので、心が健全で清く保たれることが重要なのです。

イエス様もまた、心の大切さを強調しておられます。マタイの福音書12章34節では、「心に満ちていることを口が話すのです」とあります。つまり、私たちの言葉や行いは、心の中にあるものが外に現れるのです。したがって私たちの心が神に従順であるなら、私たちの言葉や行動も神に喜ばれるものとなるでしょう。

心を守る方法

心を守るための方法として、ピリピ人への手紙4章6-7節にこう書かれています。「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」（ピリピ4：6－7）

祈りと感謝をもって神に願い求める時、神の平安が私たちの心と思いを守ってくださいます。この平安は、世の理解を超え、私たちが試練の中でも揺るがない心を持つための支えとなります。

さらに、詩篇119篇11節では、「私はあなたのみことばを心に蓄えます。あなたの前に罪ある者とならないために」とあるように、御言葉を心に蓄えることが心を守るために必要なのです。御言葉は私たちを正しい道へ導き、誘惑から守る盾となります。

神の導きに従う歩み

箴言4章25-27節ではさらにこう教えています。 「あなたの目が前方を見つめ、まぶたがまっすぐ前を向くようにせよ。あなたの足の道筋に心を向けよ。そうすれば、あなたのすべての道は堅く定まる。右にも左にもそれてはならない。あなたの足を悪から遠ざけよ。」

この箇所は、神の導きに従って人生を歩むことの大切さを教えています。私たちが神を見つめ、神の御言葉に従って歩むとき、私たちの道は確かなものとなり、祝福を受けるのです。

私たちは日々、心を守り続けることが霊的な成長に不可欠です。祈り、御言葉に根ざし、神の導きに委ねながら、心を守り続け、神の栄光を表す者となりましょう。心から流れ出る命の泉を大切にし、神の導きの中で歩んでいくことが祝福の鍵です。

今日の一言：　神の知恵に従うことこそ　真の祝福への道

鶴田健次

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