時代を見る目 88 過激派による同時多発テロ

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

村上 隆一
福音伝道教団 福音キリスト教会牧師

 過激派出現の背景には1967年の第三次中東戦争があります。この敗北によってアラブ社会主義の権威は失墜し、イスラム教信仰が見直される転回点になりました。その後イスラム教国では世界的注目を集める事件が相次ぎ、79年の過激派によるメッカのモスク占拠、ソ連のアフガン侵攻、イラン・イラク戦争、サダト大統領暗殺、日本赤軍によるテルアビブ乱射事件、湾岸戦争などがありました。そして多くのイスラム教国で穏健な原理主義者が政権に参加するようになります。

 2001年9月全世界を震撼させるテロ事件が起こりました。まもなく過激派テロ組織アルカイーダの犯行と判明しました。リーダーは、サウジアラビア出身のオサマ・ビン・ラディンです。彼はアフガンをソ連から解放するための戦線に参加、後に同国の再建を目指す原理主義に立つタリバンと行動をともにするようになります。同組織はタリバンを構成するバシュトゥン人だけでなく、イスラム諸国からの原理主義者の集団といわれます。事件の全容が明らかになるに従い、ほとんどのイスラム教国がテロに反対する声明を出しました。米国はいち早く、反イスラムでなく、反テロであることを明言、米国民9割以上の支持と世界世論を味方に、武力行使にふみきりました。

 テロ集団の主張は必ずしも明らかでなく、また単純でもありません。パレスチナ、アラブとイスラエルの対立、世界各地でのイスラム文明と西洋文明の対立、米国による世界支配への過敏な反応などが取りざたされています。しかし、いかなる理由があるにしてもテロは容認できません。

 日本のキリスト教界の大方の反応は、当然のように武力による解決には反対です。過去の武力による衝突を武力で決着しようとする試みはほとんど失敗してきました。それでも、武力行使の歴史は繰り返されます。人類はその度に自分たちにできる最善と考えてきたのかもしれません。

 当事者でなければとうてわからない痛みがあります。今、私たちクリスチャンがしなければならないことは、米国での被災者に対する思いやりと、アフガン難民の痛みを理解することです。そこから私たちのなすべき事が見えてくるはずです。もちろん、神はこれらすべてをご存じです。そして全能の神は最悪の出来事も善に変えることがおできになります。「我らをこころみにあわせず、悪より救いいだしたまえ。」(マタイ6:13)

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