What’s New 続々キリスト教映画が公開今度はイエス伝 「サン・オブ・ゴッド」

礒川道夫
ライフ・クリエイション　ディレクター

「ザ・テノール」「天国は、ほんとうにある」「神は死んだのか」に続いて、新たにキリスト教映画が2015年1月に公開される。今度の作品は、「サン・オブ・ゴッド」というタイトルのイエス伝の映画だ。2004年に公開された「パッション」では、100万人の動員があったと聞く。また弊社が販売している1977年公開の「ナザレのイエス」のDVDもいまだにご注文をいただいている。その他にも「偉大な生涯の物語」「キング・オブ・キングス」などの映画も同様に人気がある作品だ。
1989年10月8日から2002年3月24日まで日本テレビ系列局で放送されていた「知ってるつもり?!」の最終回で、司会者が「今まで色々な偉人を取り上げてきたが、それらの人に最も影響を与えた人を最終回に紹介せざるをえない」と言ってイエス・キリストを取り上げていたことを思い出す。
それほど、クリスチャンでなくても、イエス･キリストの生涯には心惹かれるものがあるのでないだろうか。元来この「サン・オブ・ゴッド」は、8時間の「ザ・バイブル」というアメリカのテレビ番組が元になっている。その中のイエス・キリストの生涯だけを映画化したものだ。
ヨハネの福音書の「初めに、ことばがあった」からスタートし、降誕、十字架、復活、弟子たちへの宣教命令、そして黙示録の再臨の預言までを描くイエス・キリストの生涯。なぜイエスは十字架にかかったのだろうか。そして「わたしはすぐに来る」とはどんな意味があるのか。
ある方と聖書を学んでいた時、「2000年前にタイムスリップ出来たら、もっとみんなイエスを信じるのに」と感想があった。タイムスリップは出来なくても、映画館に行って、イエス・キリストの生涯を2時間18分で体感できる。このチャンスを是非用いてもらいたい。もちろん娯楽要素のある映画なので、監督、脚本家の解釈が反映されているのは仕方がない。
直接イエス・キリストに出会った人々でも、全員がイエスを神の子と受け入れたわけではないのだから、色々な感想があって当然だ。
「彼には、私たちが見とれるような姿もなく、輝きもなく、私たちが慕うような見ばえもない」とイザヤが預言したイエスを、イケメン過ぎるとメディアでも批判が出たポルトガル人俳優ディオゴ・ モルガドが演じる。
弊社と配給映画会社との話し合いで、前売券よりもさらに安い特別チケットを用意していただいた。ぜひクリスチャンではないご家族、ご友人を誘っていただきたい。
クリスチャンではない映画関係者が、教会を訪問して「この映画を伝道に使って下さい」とお願いしている姿を見ると、なんとも不思議な気がする。

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