新連載 リラ結成30年 いつまでも賛美をこの口に 第1回 小さな祈り 宮脇栄子

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

LYRE(リラ)
1993年に東京基督教大学の神学生たちによって結成された賛美グループ。卒業後、コンサート活動をしながら、6人のメンバーは各々のところへ遣わされ、主のみわざに励んでいる。

 

昨年の十月、母校である東京基督教大学でLYREのコンサートをさせてもらった。約三十年前LYREメンバーはここで出会い、賛美グループとして結成した。
今回メンバー全員が集まって、母校で歌えたことがとても嬉しかった。
久しぶりに母校を訪れた私は、チャペル横にある器楽レッスン室を目にした時、なんとも懐かしい気持ちがあふれてきた。
学生の頃、何か辛いことがあると私は器楽レッスン室に一人籠った。ピアノを弾いて歌い、泣き、聖書を読み、祈った。私にとって隠れ家のようであり、心を解放できる場所だった。LYRE結成初期の曲はほとんど、この器楽レッスン室でピアノを弾きながら作った。
「小さな祈り」もここで作曲した。
その頃の私は、神学生として当時通っていた奉仕教会に馴染めないでいた。教会において自分の存在理由が見えず、それでいて人の目ばかり気になり、教会からの帰りはひどく疲れていた。次第に教会生活の喜びは消え、日曜日が来るのが怖くなった。私は神学生なのにこんな状態ではダメだ、そう思って頑張ろうとしても力が出ない。恐れや心配に支配されている心はいつも重石を抱えているようで苦しかった。誰かに相談しても心はちっとも軽くならず、どうしたらよいか分からない私はすがるように神様に祈った。
「黒い雲のように心に覆い被さる恐れを今すぐに取り除いてください。遠い昔、幼稚園の帰り道、母の自転車に乗せられながら雲を見ていたあの頃のような平安をください」
どのくらい祈っていただろう。泣くのにも祈るにも疲れ果てふと窓の外を見ると、空にぽっかり雲の塊が浮かんでいた。するとその雲の塊がみるみる青空に吸い込まれていって、目の前には澄みきった青空が広がった。
それはまるで私の心を覆う恐れが大きな神様の中にすべて吸い込まれたように映った。神様はこんな小さな私の祈りに耳を傾けて、この空を見せてくださった、そう思った。今まで得ることができなかった「神様がくださる平安」に心が包まれた。なんだか不思議で、でもとても嬉しかったことを覚えている。
この時の思いをそのまま詩に書き、曲を付け「小さな祈り」を完成させた。
あれから三十年間、LYREのコンサートがある度、この歌を歌ってきた。そして多くの方々が歌ってくださった。
泣きながら祈った小さな私の祈りは一つの歌となり、今でも口ずさむ度、あの日の真っ青な空と神様がくださった平安を思い起こさせてくれる。

小さな祈り
詞/曲  若林栄子

この心の恐れや
苦しみの全てを
今わたしの内から
取り除いてください

ずっと幼い頃に
空を見上げながら
感じていた平安
与えてください

祈り求めた時
目の前の雲がとけてゆき
ただの澄みきった空

こんなに大きな空の下で
空より大きな主のふところで
今わたしはただ
あなただけの力の中で
生かされてる
©Eiko Wakabayashi

 

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

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