CD Review ◆ CD評 「二度目の新しい声」に引きつけられる

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


坂 直子
在日大韓基督教会 京都教会 牧師夫人

 疲れがたまると、牧師である夫は、近くの銭湯で汗を流すのが常だ。その日、帰って来るなり、やや興奮しながら言った。
「テレビ見た?」
なんでも、何気なく見ていたサウナのテレビで、がんのため声を失ったあるテノール歌手が、声を取り戻すための手術を受け、最初に歌ったのが、賛美歌「輝く日を仰ぐとき」だったというのだ。チャンネルを変えようと する客に、夫は「見てますけど」と言って変えさせず、そのサウナにいたすべての客は、この「輝く日を仰ぐとき」を、汗を流しながら、全員聞いたのだと、興奮気味に話してくれた。私が初めて「ベー・チェチョル」というテノール歌手を知った日のことだった。
後日、私も再放送を見ることができた。十分なリハビリを待たずして、術後初めて教会で歌った「輝く日を仰ぐとき」は、声に伸びがなく、か細い高音が消えかかっていた。しかしそれはリハビリのせいだけではなく、感涙にむせび、声に詰まったためだった。
「わが霊 いざたたえよ 大いなる 御神を」
会堂で歌を聞いていた人々から自然と歌声が沸きあがる。私はこのとき受けた感動を、昨日のことのように覚えている。
あれから三年。彼は新しいCD「この清らかな住まいよ」をリリースした。「使命としてうたう歌」と「オペラ歌手として」の二枚組。日本で手術を受けた彼は「使命としてうたう歌」で日本語でも歌っている。七割程度回復した肺と、片方しか動かない声帯だけで歌っているとは、とても思えない。ぎゅっと詰まった響きのあるその声は、過酷なリハビリとトレーニングが結実したものだ。
しかしそれ以上に、歌う喜びと生きる感謝にれた「二度目の新しい声」は、聴く者を引きつける深い味わいがある。一度は沈黙を余儀なくされた「百年に一度のテノール」。沈黙と壮絶な試練を通って再び与えられた声が「奇跡の歌声」と称される理由が、このCDに収められている。

坂直子著『空が微笑むから』(いのちのことば社)発売中。がんを乗り越えた感動の記録

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

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