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- モアブ人
ロトの姉娘が父ロトによって産んだ子が、モアブです。その子が、モアブ人の祖先となりました(創世記19:30〜38)。(1)モアブとアモンとは、異母兄弟です。また、その子孫は、イスラエル人と血縁関係にあります。(2)士師時代に、イスラエルはモアブによって18年間支配されています(士師記3:12〜14)。このモアブの支配を打破したのは、エフデです(士師記3:15〜30)。(3)士師時代を背景とした麗(うるわ)しい物語が、ルツ記です。ベツレヘムのナオミは、モアブの野に一時的に寄留し、故郷に帰る時には、亡くなった息子の嫁のルツを伴って帰還しています。このルツは、モアブ人です。ルツの、「あなたの行かれる所へ私も行き、あなたの住まれる所に私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です」(ルツ記1
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- 長老
「長老」という言葉が出てきます。新約時代、「長老」と「監督」とはほぼ同義語として用いられていたようです。違いを挙げるとするなら、「長老」とはその職務の権威を、「監督」とはその職務の内容を示す言葉だったようです。今でいう「牧師」や「教師」と考えてよいでしょう。(1)長老は神の選びと召命によって立てられました(使徒20:28)。(2)長老の任命は、使徒か使徒の代理人が按手することによって行なわれました。(3)テモテは、パウロからの按手を受けることによって聖霊の賜物を与えられました(Ⅱテモテ1:6〜7)。(4)当時、教会には複数の長老がいるのが普通でした。出典:クレイ聖書解説コレクション「テモテへの手紙第一・第二、テトスへの手紙、ピレモンへの手紙」
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- テキコ
テキコは、使徒パウロの忠実な助け人であり、同労者です。パウロは彼のことを「主にあって愛する兄弟」、「忠実な奉仕者」と呼んでいます。(1)彼は異邦人クリスチャンです。「アジヤ人テキコ」と呼ばれています(使20:4)。(2)使徒20:4にテキコという名前が出てきます。その文脈は、パウロの第3回伝道旅行です。テキコは、パウロよりも先にマケドニヤから旅立ち、他の同労者と一緒にトロアスに向かい、そこでパウロの一行と落ち合います。(3)パウロは彼のことをさまざまな言葉で表現しています。「主にあって愛する兄弟」、「忠実な奉仕者」(エペ6:21)、「同労のしもべ」(コロ4:7)などがそれです。(4)パウロはテキコを、クレテにいるテトスのもとに送ろうとしました(テト3:12)。(5)パウロはテキコを忠実な同労
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- 聖霊の内住
イエスを信じた瞬間、私たちの内側には聖霊が与えられます。これを聖霊の内住と言います。聖霊の内住は、クリスチャンが救われていることの証拠です。出典:クレイ聖書解説コレクション「ヨハネの手紙第一・第二・第三」
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- 主の使い
旧約聖書で「【主】(ヤハウェ)の使い」という言葉が出てくると、それは例外なしに「第2位格の神」、つまり、受肉前のメシア(キリスト)を指します。
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- 受肉
神の子が人間となられたこと。「受肉」は聖書中の最大の奇蹟です。受肉を信じることができるなら、奇蹟に関する疑問は、すべて解消されます。
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- ネフィリム
ネフィリムとは、「巨人」ではなく、「超人」のことです。つまり、人間ではないが、人間のようなかたちをした「スーパーヒューマン」です。堕天使と人との雑婚の結果に生まれた存在です。(1)旧約聖書のギリシア語訳(70人訳)では、ネフィリムを「gigentes(ギゲンテス)」と訳しています。これは、英語の「ジャイアンツ(巨人)」の語源となった言葉です。(2)「ギゲンテス」とは、「タイタン」のこと、つまり「神と人の合いの子」、超人のことです。(3)70人訳がネフィリムをギゲンテスと訳したために、巨人という理解が生まれました。(4)創世記では堕天使と人との雑婚が否定的に描かれていますが、ギリシア神話では神と人との雑婚が肯定的に描かれています。出典:クレイ聖書解説コレクション「創世記」
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- 牧会書簡
聖書にある2通のテモテへの手紙とテトスへの手紙を総称して、「牧会書簡」と言います。パウロはこれらの書簡によって牧会上の問題を取り上げ、指導者に指示や助言を与えようとしています。(1)これらの書簡は個人に宛てられたものですが、同時に、公に回覧され、朗読されるべき性格も有しています。(2)具体的には、テモテとテトスが仕える教会の諸問題に解決を与えようとするものです。(3)主の仕事に就く者は、だれでもこれらの書簡から指針と励ましを受けることができます。出典:クレイ聖書解説コレクション「テモテへの手紙第一・第二、テトスへの手紙、ピレモンへの手紙」
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- テサロニケ
テサロニケは、ローマ帝国の属州マケドニヤの町で、東洋へ通じる「エグナティア街道」沿いに位置していました。この町は、陸路と海路による貿易で栄えており、その地方で最大の都市となっていました。この町には自治の特権が与えられており、多くのユダヤ商人たちがそこに居住していました。ユダヤ人たちは会堂を建てていました。それはパウロにとっては福音宣教の拠点となりましたが、同時に、教会に敵対する運動の拠点ともなりました。出典:クレイ聖書解説コレクション「テサロニケ人への手紙第一・第二」
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- ドタン
最近の発掘により、ドタンの歴史は紀元前3千年にまで遡ることが知られています(現在のテル・ドタン)。古代から今に至るまで、ヴィア・マリスの途上にある要衝の町です。(1)地名の意味 ドタンとは、「2つの井戸」という意味です。(2)町の位置 シェケムから20キロほど北にあります。ヨセフはシェケムからドタンまで、1日の道のりを歩いて兄たちを捜しに来ました。そこは、後の時代のマナセ族とイッサカル族の境界線に当たる地です。(3)その地の特徴 シェケムからドタンにかけては、素晴らしい牧草地が広がっています。しかも、泉が多いために、干ばつがあっても家畜を飼うことのできる地です。ヨセフが投げ込まれた穴は、たまたま水のない井戸でした。ここに摂理的な神の守りがありました。(4)その他の聖書箇所 預言者エリ
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- テモテ
(1)テモテの出身地は、小アジヤのルカオニヤ地方のルステラです。ギリシヤ人を父とし、ユダヤ人を母として生まれました(使徒16:1、3)。(2)彼は、祖母ロイスと母ユニケより信仰を受け継ぎました(Ⅱテモテ1:5)。また、幼い時から聖書教育を受けています(Ⅱテモテ3:15)。(3)パウロの第2回伝道旅行で、パウロはテモテを同労者に選びました(使徒16章)。当時テモテは、20歳前後であったと思われます。(4)テモテは、パウロの伝道旅行に同行したり、パウロが去った後も伝道地に留まって働きを続けたりしています(使徒17:14、Ⅰテサロニケ3:2、6)。あるいは、パウロの代理人として諸教会に派遣されることもありました(Ⅰコリント4:17、16:10)。(5)パウロの手紙のうち六つにおいて、テモテは共同執
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- 安息年
約束の地では、6年間は畑を耕作し、種を蒔き、作物を育てて収穫します。しかし、7年目は安息年となり、土地を休ませねばなりません。安息の年においては、耕作は許されませんでした。土地の所有者は、その土地を休耕地とし、そこから自然に生えてきたものだけを食べました。土地の所有者だけでなく、だれもがそこから生じるものを食べることができました。家畜や野の獣でさえ、その土地から追い出されることはありませんでした。安息年の規定が与えられている理由は、三つ考えられます。(1)土地は神の所有であり、その地の収穫は主の恵みによるものであることを覚えるため。(2)土地そのものを休ませるため。(3)負債を負っている人を解放するため。奴隷になっている場合は、奴隷状態から解放されました(申命記15:1〜11参照)。出典:ク
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- ハラム
ヘブル語で「ハラム」とは、神の裁きに定められているもの、人が触れてはならないもののことです。旧約聖書のヨシュア記では、エリコの町とその中のすべてのものを聖絶するようにとの命令が下っています(6:17)が、その「聖絶という概念」が「ハラム」です(アカンは聖絶のものに触れたために、裁きにあっています)。ギリシア語(新約聖書の原語)の「アナテマ」もハラムと同じ概念を表します。出典:クレイ聖書解説コレクション「ガラテヤ人への手紙」
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- 新しい契約
新しい契約とは、イスラエルの民が従うことのできなかったモーセ契約(シナイ契約)に代わるものとして、神がイスラエルの民と結んだ「無条件契約」です。神は預言者エレミヤを通して、イスラエルの民に霊的回復を約束しておられましたが、新しい契約はその預言の成就です(エレミヤ書31:31〜40)。新しい契約では、神は以下の点を約束しておられます。(1)イスラエルの民の心と魂の中に、ご自身の律法を書き記す。(2)神は彼らの神となり、彼らはその民となる。(3)彼らの不義を赦し、二度と彼らの罪を思い出さない。 モーセの律法が要求していたことはすべて、メシアであるキリストによって満たされ、キリストを信じる者は神の恵みよって、キリストの義をその身にまとうものとされました。モーセ契約は条件付き契約ですが、それより以前
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- ユダヤ式婚姻
ユダヤ式婚姻は、次の四つのステップで行なわれました(今でもこの習慣を守っているユダヤ人たちがいます)。(1)婚約。双方の親によって婚約がなされる場合が多い。(2)婚姻の直前に、花婿が花嫁の家に出向き、花嫁を自分の家に連れ帰る。普通、(1)と(2)の間には、数年、長い場合は10数年の間隔がある。(3)結婚式が家族や親族だけの少人数でとり行なわれる。(4)その後、友人を招いて大規模な祝宴が開かれる。長い場合は、これが1週間も続く場合がある。出典:クレイ聖書解説コレクション「ヨハネの黙示録」
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- 箱舟
箱舟(方舟)は、原語では「テイバー」です。しかしこれは、ヘブル語の言葉ではなく、エジプト語から借用したものです。その意味は、船ではなく、箱です。箱舟のサイズは聖書では次のように言われています。「それを次のようにして造りなさい。箱舟の長さは三百キュビト。その幅は五十キュビト。その高さは三十キュビト」(創世記6:15)(1)1キュビト(ひじから中指の先までの長さを基にした長さの単位)は約45㎝です。つまり、この箱舟は、長さ135m、幅22.5m、高さ13.5mのサイズだったのです。(2)広さに換算すると、135×22.5=3,037.5㎡、およそ920坪あったことになります。3階建てですので、総床面積は2,760坪になります。(3)船のサイズで言うと、排水トン数4万3,000トンです。つまり、4
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- 過越の祭り
過越の祭りは、エジプトからの脱出を記念するイスラエルの祭りです。ヘブル語で「ペサハ」、ギリシア語で「パスカ」と言います。四つある春の例祭の中で最初にやって来るものです。三つの巡礼祭の一つ。(1)ユダヤ人たちは今でも毎年過越の祭りを祝っていますが、その起源は出エジプト記12章にあります。(2)出エジプトの出来事が起こった月が、ヘブル暦の第1月(アビブの月、後にニサンの月と呼ばれる)とされました。その月の第14日の夕暮れに過越のいけにえを捧げ、祭りを祝います。(3)旧約聖書でも、新約聖書でも、イスラエルの祭りの中ではこの祭りへの言及が最も多くあります。つまり、過越の祭りが最も重要な祭りだということです。(4)過越の祭りは、主イエスの十字架の死を予表しています。バプテスマのヨハネは、「見よ、世の罪
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- ナジル人の誓願
特別な願いごとがあったり、ある期間特に神に近く歩みたいと願ったりした場合、イスラエル人たちは「ナジル人の誓願」を立てました。これは、神への献身を約束するもので、その誓願の間、ぶどう酒や生のぶどう、干しぶどうなど、ぶどうの木から生じたものを飲食しませんでした。また、髪の毛をそることも切ることも禁じられました。さらに、死体に近づいてはなりませんでした。もし死体に近づいた場合は、再度清めの儀式をし、もう一度初めから誓願の期間を守らねばなりませんでした。誓願の期間が終わると、定められた献げ物を献げました(民数記6章)。 出典:クレイ聖書解説コレクション「民数記」
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- 全焼のいけにえ
このささげ物は、皮を除いてすべてが祭壇の上で焼かれました。(1)全焼のいけにえは、それをささげる者の神への全き献身を表わしています。(2)また、全焼のいけにえには、神の怒りを取り除くという意味があります。「主へのなだめのかおりの火によるささげ物」(レビ記1:9)ということばが、それを表わしています。神が、ささげる者の信仰の姿勢を見て満足されるという意味です。(3)全焼のいけにえは、御子イエスの全き犠牲を予感させます。イスラエルの民がいけにえの動物をほふり、それを祭壇で焼いている姿を思い浮かべましょう。そのいけにえの動物は、十字架につけられた主イエスを予表しています。出典:クレイ聖書解説コレクション「レビ記」
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- 聖霊
聖霊とは、三位一体の神の位格の一つで、第一位格の「父なる神」、第二位格の「子なる神(イエス・キリスト)」と並ぶ第三位格の神です。聖霊は、人格を持たない「力」のような存在と思われがちですが、知性、感情、意思のある人格を持った神です。
- 1Kir - International Standard Bible Encyclopedia
- 2Abel-Cheramim [E,I] Bible Dictionaries
- 3Bramble Bush [V] Bible Dictionaries
- 4Sheber [H,I,N,B] Bible Dictionaries
- 5Jeroham - International Standard Bible Encyclopedia
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- 7Hundred, Hundredfold [V] Bible Dictionaries
- 8Monthly; Prognosticators [I] Bible Dictionaries
- 9Grave-Clothes [V] Bible Dictionaries
- 10Peresh - International Standard Bible Encyclopedia
- The Cross Pendant
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......
- about welcoming immigrants
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- Bibliography Information
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- Ezra 8:10
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- Bible Dictionaries
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