種なしパンの祭り

イスラエルの春の例祭の第二番目に当たります。(1)過越の祭りは、1日だけの祭りですが、種なしパンの祭りは、7日間の祭りです。(2)新約時代には、8日間をまとめて「種なしパンの祝い」と呼ぶようになりました。ルカ22:1には、「さて、過越の祭りといわれる、種なしパンの祝いが近づいていた」とあります。(3)種なしパンの祭りと呼ばれる理由は、この祭りの期間、発酵させていないパン生地で焼いたパンを食べるからです。これは、決しておいしいものではありません。この祭りの期間、家からすべてのパン種を取り除かねばなりません。(4)パン種の入ったパンを食べない理由は、出エジプトの夜、急いでいたのでパンを発酵させる時間がなかったことを思い出すためです。(5)種なしパンの祭りが予表していたものは、キリストが罪のない血

サドカイ人

サドカイ人は、貴族階級、祭司階級からなる体制派のグループで、パリサイ人と共にイスラエルの支配階級を成していました。(1)サドカイ人は、神学的には死者の復活を否定していました。これがパリサイ人との大きな違いです。(2)教理的な問題に関しては、モーセの五書(トーラ)にのみ権威を認めていました。これもパリサイ人との違いです。出典:クレイ聖書解説コレクション「マタイの福音書」

パリサイ人

中間時代(旧約時代と新約時代の間の時代)に台頭したユダヤ教の一派。パリサイ派。サドカイ人と共にイスラエルの支配階級を成していました。写真: Brooklyn Museum(1)パリサイ人たちは、「ユダヤ人として生まれた者は、すべて神の国に入れる」と教えていました。これがイエスの言われた「広い門」です。(2)ユダヤ人の中でも、律法に熱心に生きた者は、神の国で高い地位につくようになると教えていました。出典:クレイ聖書解説コレクション「マタイの福音書」

ディスペンセーショナリズム

ディスペンセーショナリズム(ディスペンセーション神学)とは、聖書全体を体系的、組織的に解釈するための神学的枠組みのことです。ディスペンセーションを定義すると、「神の計画が進展していく過程において出現する、明確に区分可能な神の経綸」ということになり、通常、ディスペンセーションが以下の7つあると考えます。1.無垢の時代(創1:28~3:8)2.良心の時代(創3:9~8:14)3.人間による統治の時代(創8:15~11:32)4.約束の時代(創12:1~出18:27)5.律法の時代(出19:1~使徒1:26)6.恵みの時代(使徒2:1~黙示19:21)7.御国の時代(黙示20:1~10) ディスペンセーショナリズムの特徴は以下の3つのです(チャールズ・ライリー博士)。①聖書の字義通りの解釈②イスラ

悪霊

サタン(悪魔)の支配下にある堕落した天使たちのこと。

贖罪の日

ヘブル語ではヨム・キプールと呼ばれ、イスラエルの秋の例祭の第二番目に当たります(例祭全体の第六番目に当たります)。(1)第7の月(ティシュリ)の10日が、贖罪の日(新改訳2017より「宥めの日」と訳語が変わっています。)に当たります。(2)この日には、レビ記16章、23章に書かれてあった捧げ物にさらにプラスして、雄牛1頭、雄羊1頭、1歳の子羊7頭が捧げられました。(3)この日は、第7の日でなくても、安息日と同様の扱いを受けています。つまり、いっさいの仕事が禁止されたということです。(4)贖罪の日の捧げ物は、個人の罪というよりは、イスラエルの民全体の罪を贖うためのものでした。贖罪の日の儀式は、毎年イスラエルの民を清め、また幕屋を清めました。これを通して、イスラエルの民は、自分たちが聖なる神と特

栄光の冠

キリストに忠実に奉仕した者が受ける勝利者の冠。ギリシャ語では「ステファノス」。(1)聖書では、冠には2種類のことばがあります。ギリシヤ語の「ダイアデム」は、王の冠を表わしています。これは、王であるキリストがかぶる冠です。それに対して、「ステファノス」は、信仰の勝利者に贈られる冠です。(2)この冠はしぼむことがありません。当時の「ステファノス(冠)」は、枯れていく素材で作られていました。樫の葉、オリーブの葉、月桂の葉、ツタ、バラなどがそれです。それに対して、勝利者が受ける冠は、永遠に枯れることがないのです。(3)キリストのさばきの座では、信者は5種類の冠を受けますが、「栄光の冠」はその中の一つです。出典:クレイ聖書解説コレクション「ペテロの手紙第一・第二、ユダの手紙」

ミシュナ

ミシュナとは、「くり返しによる教え」という意味のヘブル語です。(1)ミシュナは、前5世紀から紀元2世紀までの律法の解釈と口伝律法の集大成です。紀元1世紀頃のタンナイム(賢人達)であるヒレルとシャンマイの解釈が中心になっており、ユダ・ハ・ナシが2世紀に編さんしたものです。従って、イエスの時代には、ミシュナはまだ文書化されておらず、口伝律法の状態にとどまっていました。(2)後になって、ミシュナの注解が書かれます。それが、ゲマラです。ゲマラは、アラム語で「完了」を意味する言葉です。パレスチナ系のゲマラは、390年にテベリアで編さんされ、バビロニヤ系のものは、500年頃に、ラビ・アシュとその弟子のラビ・ヨセフによってまとめられました。(3)ユダヤ教の経典であるタルムードは、前5世紀から1200年かけ

シオニズム

近代シオニズムと呼ばれる運動は、19世紀半ばにヨーロッパやロシアで起こったユダヤ人排斥運動に対抗するものとして起こった。最初は東欧で、後に西欧で、より政治的かつ組織的運動として発展した。政治的シオニズムの旗手はテオドール・ヘルツェルであった。彼は、ドイツ紙の特派員としてフランスのドレフュス事件の取材に当たった。この事件がユダヤ人への偏見が原因となって起こったものであることを知った彼は、自らのユダヤ人としてのアイデンティティーに目覚めていく。1896年、彼は『ユダヤ国家』を著わし、ユダヤ人に対する排斥運動は解消できないのだから、ユダヤ国家を創設すべきであると論じた。翌1897 年、スイスのバーゼルにおいて第1回シオニスト会議が開催された。そこで世界シオニスト機構が設立され、シオニスト運動推進の

監督

監督と訳された語は、ギリシヤ語では「エピスコポス」です。今日の教会制度の一つに、監督―長老―執事という職階制度がありますが、紀元1世紀にはそれはまだ確立されていませんでした。ですから、今日の職階制度を「監督」という言葉の中に読み込む必要はありません。(1)「エピスコポス」という語は、元来「見張人」を意味しました。(2)パウロはエペソの長老たちを、その群の監督に任命しています(使徒20:28)。(3)ペテロはイエスのことを、「監督者」と呼んでいます。「あなたがたは、羊のようにさまよっていましたが、今は、自分のたましいの牧者であり監督者である方のもとに帰ったのです」(Ⅰペテロ2:25)。(4)パウロは、教会の職務として「エピスコペー」という語を使っています(Ⅰテモテ3:1)。これは、「監督として

律法主義

「律法主義」とは、形式にこだわるあまり、結果的に神の律法に反してしまうこと。パリサイ人たちの生き方は、まさにそのようなものでした。(1)パリサイ人たちがこだわったのは、「先祖たちの言い伝え」を遵守することでした。「先祖たちの言い伝え」とは、「口伝律法(ミシュナ的律法)」のことです。口伝律法は、モーセの律法(613の戒めがある)の周りに張り巡らされた垣根のようなものです。(2)パリサイ人たちの間では、口伝律法が聖書(モーセの律法)と同じ権威を持っていました。ある場合には、聖書以上の権威があると考えられていました。出典:クレイ聖書解説コレクション「マタイの福音書」

ツァラアト

ヘブル語の「ツァラアト」は、広範囲の皮膚病を指し、適切な日本語に訳すのが難しい言葉です。伝統的には、今で言う「ハンセン病」と同一視されてきましたが、これは正しくありません。新共同訳聖書は、この疾患を「重い皮膚病」と訳しています。出典:クレイ聖書解説コレクション「レビ記」

バット・コル

神が短い文によって天から直接語りかけることを、ユダヤ人たちは「バット・コル」と言います。イエスの生涯の中で、合計3回のバット・コルがありました。(1)洗礼の時(マタ3:17)(2)変貌山にて(マタ17:5)(3)勝利の入城の後(ヨハ12:28)

サンヘドリン

 ローマ帝国時代にユダヤを治めていた宗教的・政治的自治組織。ユダヤ議会。(1)ユダヤ教のラビ伝承では、サンヘドリンはモーセが神の命令によって召集した70人の長老に起源を持つとされている(民数記11:16)。(2)サンヘドリンは、神殿内に召集される71名の議員から成っていた。議長職に就いたのは、世襲制の大祭司である。(3)議員は、三つのグループから構成されていた。サドカイ派出身の祭司グループ、パリサイ派(書記、賢者などと呼ばれた人たち)グループ、一般人グループ。福音書では、「祭司長、律法学者、長老」としてこの三つのグループが登場している。ニコデモはパリサイ派のグループに、アリマタヤのヨセフは一般人のグループに属していた。(4)会合は、安息日や祝祭日には禁止された。平日の会合は、朝のいけにえを捧

自由の律法

「自由の律法」とは「キリストの律法」のことです。それは、「聖霊によって心に書き記される愛の律法」です。出典:クレイ聖書解説コレクション「ヤコブの手紙」

神の子ら

「神の子ら」(ベネイ・ハエロヒム)という言葉は、ヘブル語聖書(旧約聖書)では、常に天使を指します。この言葉は、良い天使も堕天使も指します(ヨブ記1:6、2:1、38:7参照)。(1)天使は、神によって造られたので、「子ら(sons)」と呼ばれます。(2)新約聖書に入ると、「神の子」は天使以外のものも指すようになります。ルカの福音書3:38ではアダムが、ヨハネの福音書1:12では信者がそう呼ばれています。新約聖書の例でも、神によって直接造られたという要素は残っています。(3)イエス・キリストもまた「神の子」ですが、イエスの場合は「そのひとり子」と呼ばれます。それは、イエスが永遠に存在していることを示しています。出典:クレイ聖書解説コレクション「創世記」

タルムード

ユダヤ教の経典であるタルムードは、前5世紀から1200年かけて議論してきた律法解釈の集大成です。現代ユダヤ教は、タルムードを聖典として信仰の土台に据えています。(1)ミシュナ(口伝律法)がその中心にあり、ゲマラと中世以降のラビの注解がそれにつけ加えられています。(2)タルムードには2種類あります。エルサレム・タルムード(5世紀)と、バビロニヤ・タルムード(6世紀)がそれです。後者はアラム語とヘブル語で書かれており、分量的には前者の3倍もあります。普通タルムードと言えば、後者を指します。出典:クレイ聖書解説コレクション「マタイの福音書」

七週の祭り

イスラエルの春の例祭の第四番目に当たります。クリスチャンには、「ペンテコステ」という名で知られていますが、これはギリシヤ語です。ヘブル語では「シャブオット」と言います。三つの巡礼祭の一つ。(1)七週の祭りは、初穂の祭りから50日後の日曜日(週の初めの日)に行なわれます。七週の祭りという名は、そこから来ています。(2)この祭りでも「初穂」という言葉が使われていますが、これは小麦の初穂のことです。(初穂の祭りでは、大麦の初穂が捧げられました。)(3)10分の2エパ(約4.4リットル)の小麦粉で二つの初穂のパンを焼き、それを、全焼のいけにえ、穀物の献げ物、注ぎの献げ物などと一緒に献げました。(4)この二つのパンは、パン種を入れて焼かれました。パン種を入れてもよかった理由は、これは祭壇で焼くものでは

ウリムとトンミム

神の啓示を知るために用いられたものと考えられている。大祭司の胸当てにポケット状のものがついていて、そこに入れられたとされる。出典:クレイ聖書解説コレクション「レビ記」

平安

福音を信じた結果、聖霊によって与えられる心の状態のこと。

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